ファイナンシャル
プランナー(FP)コラム変動金利を利用している場合の注意点とその対策
執筆者
住宅購入診断士
住宅FPエキスパート
2級FP技能士
お客様の為に何ができるか『全集中』!!
ゼネラルマネージャー 松井 新吾 が執筆しました。
(1) 変動金利の125%ルールについて
変動金利の場合は、返済額は5年毎に見直されるので、その期間の金利動向に関係なくその額は変わりません。返済額が見直しされる場合でも、その上限が1.25倍に決められているために急激な上昇が抑えられています。しかし、金利が急騰して本来ならばそれ以上の返済額が必要な場合にも、この上限の為に「返済の猶予」になっているのであって「返済の免除」ではないことを理解すべきです。その後も金利が上昇し続けた場合には、返済の不足分は住宅ローンの返済最終月に一括して支払うことになります。
(2) 変動金利が上昇して返済が困難になった場合の対策
基本的なことですが、
① 世帯収入を増やす
②家計の支出を減らす
の2つの対策が基本です。
ご夫婦の場合で、共働きでない場合にはパートやアルバイトに出るか、副業も検討する必要があります。
又、家計の見直しの項目では、
①食費②携帯電話代③生命保険などが主な対象になります。
最終手段としては、住宅ローンの借入れ先の金融機関に相談して下さい。その際に注意すべき点は、返済計画の見直しによって住宅ローンの金利優遇がなくなり、金利の負担が多くなるなどのデメリットもあります。
日本においては、長年のデフレから脱却しインフレの進行が始まっていることを考慮すると、今後は「金利の上昇」予想されます。
このことより最良の改善策は、「変動金利」から「固定金利」へ変更して「住宅ローンの返済総額を確定させる」ことだと考えます。
住宅ローンの返済についてお悩みの方は、住宅購入診断士の資格を持つ「おうちの買い方相談室つくば店」のファイナンシャルプランナーに是非ご相談下さい。
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