ファイナンシャル
プランナー(FP)コラム住宅ローンの借り換えキャンペーンに乗るべきなのか?
執筆者
住宅購入診断士
住宅FPエキスパート
2級FP技能士
お客様の為に何ができるか『全集中』!!
ゼネラルマネージャー 松井 新吾 が執筆しました。
日本では、長期金利と短期金利の差が開いております。
各銀行はドル箱である住宅ローンの変動金利を下げて借り換えキャンペーンを行っております。
理由は、単純で「お金を貸す」銀行としては
「今後、変動金利が上昇すると予想している」からです。
つまり、変動金利を低く設定しているのは
「将来の金利上昇のリスクはお客様が負担して頂けるので、現在の低い金利でお貸し致します」ということになります。
金利を直近だけでなく、過去の歴史から見てみると世界的な金利水準は3%~6%の範囲で変動しています。
そのことから、現在の日本の金利水準は「異常に低い」という認識が必要です。
では、具体例で変動金利が上昇した場合に返済額がどのように変化するか見てみましょう。
例えば
<借入額3,000万円、変動金利0.5%、35年ローン、元利均等払>
この場合の月々の返済額は77,875円になります。
仮に5年経過後に変動金利が3%、4%、5%になった場合の試算は
<借入残高2,603万円、残30年ローン、元利均等払>で
この金利が30年間継続したとすると月々の返済額は
(3%)109,743円 <+31,868円>
(4%)124,271円 <+46,396円>
(5%)139,734円 <+61,859円>
となります。
5年後に金利が上昇しているとすれば、物価も上昇していると想定されるので、「生活費は上昇し返済額は増加する」というダブルパンチになります。
しかし変動金利の場合には返済額の1.25倍という上限のルールがあるので、大丈夫と思われているかも知れません。
しかしこれは返済額以上の金利上昇の場合には元本の返済も滞り、完済日には利息も含めた全額を一括返済しなければなりません。
このような想定外のリスクを抱えてまで固定金利から変動金利に変える必要があるかをよく考えるべきです。
今後の住宅購入や住宅ローンなどに不安を持たれている方は、住宅購入診断士の資格を持つ「おうちの買い方相談室つくば店」のファイナンシャルプランナーに是非ご相談下さい。
茨城県・千葉県のエリアで住宅購入、リノベーション、住宅ローンの見直し…等を検討されている方ならどなたでも無料でご相談頂けます。【オンライン相談・出張相談対応】
この記事を読んだ人は、こちらの記事にも興味を持っています。
- 円でする借金(=住宅ローン)は米国ドルで返済する!
- 住宅ローン返済と円安の関係性について
- はじめての住宅ローン審査:2種類のポイントについて
- 住宅ローン:変動金利から固定金利に変える理由について
- つくばエクスプレス(TX)沿線に住む魅力を語る!
- インフレと住宅ローン金利選択の見直しについて
- ファイナンシャルプランナーが考える「インフレ時の住宅購入のタイミングについて」
- スタグフレーション下における日米の住宅購入事情から読み解く今後の取るべき対応策について
人気コラムベスト3
ご相談者様の声VOICE
-
最初から最後までずっと味方になってくれて、
大変感謝しております!(千葉県船橋市 S様)
-
元々、夫婦で賃貸物件に住んでいてそこまで「マイホーム」の事は近々で考えてはいませんでした。そんな中、住んでいる部屋から一部水漏れが発生!... 続きを読む
-
我が家の現在と将来をきちんと考えて下さったのが
「おうちの買い方相談室」でした!(茨城県つくば市 F様)
-
初めて「おうちの買い方相談室」に相談したのは、土地の購入を考えた時です。現在の収入で住宅ローンを組み、最後まで支払いが出来るのか?住宅ローンの審査が通るのか?不安になり、ご相談いたしました。実は、他のFPさんとも... 続きを読む
ファイナンシャルプランナー(FP)による住宅購入・住宅ローンなどの無料相談予約 受付中です。
下記のようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談下さい。
- 住宅購入や住宅ローンについてどこに相談して良いか分からない
- 初めての住宅購入の際、まず何をすればよいのか分からない
- たくさんある住宅会社の中からどんな基準で選ぶの?
- 住宅展示場に行くと営業マンに売り込まれそうで怖い
- 住宅ローンはいくらまでなら借りても良いのか不安がある
- お家の建築費以外にかかる費用の詳細が知りたい
- 自分の理想のお家を建ててくれる住宅会社が見つからない
- 住宅購入で「土地」と「住宅」どちらを優先するのか?
- 転職や地元にUターンするかも知れない
- 店舗併用住宅や賃貸併用住宅を建てたい
- リノベーションされた戸建てを購入したい
- リノベーションについて相談したい
- 子どもの学区と住宅購入を両立させたい