ファイナンシャルプランナー(FP)コラム

住宅ローン金利が上がる今、家は買うべき?待つべき?
執筆者
AFP(日本FP協会認定) 住宅ローンアドバイザー
将来の幸せを守るライフエージェント
つくば店店長 黒田 恭史 が執筆しました。

近年、住宅ローン金利は上昇傾向にあります。
「金利が上がっているなら、もう少し待った方がいいのでは?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし、住宅購入は金利だけで判断するものではありません。
住宅価格や家賃、ライフプランなどを総合的に考えることが大切です。
今回は、「今買うべきか」「待つべきか」の判断ポイントをご紹介します。
金利が上がると返済額はどうなる?
住宅ローンは、金利が少し変わるだけでも総返済額に大きな差が生まれます。
例えば、4,000万円を35年ローンで借りた場合、金利が0.5%違うだけで、総返済額は数百万円変わるケースもあります。
そのため、「金利が低いうちに借りたい」と考える方が増えています。
待てば得とは限りません
「金利が上がっているなら、下がるまで待とう」と考える方もいますが、必ずしも得になるとは限りません。
理由は、住宅価格そのものも上昇しているからです。
建築資材や人件費の高騰により、新築住宅の価格は以前より高くなっています。仮に金利が少し下がったとしても、その間に住宅価格がさらに上昇すれば、結果的に支払う金額が増えてしまう可能性があります。
家賃を払い続けるコストも考えよう
購入を数年間先延ばしにすると、その間も家賃を支払い続けることになります。
例えば、毎月10万円の家賃なら、3年間で約360万円。
この家賃は資産として残るわけではありません。
もちろん、賃貸には気軽に住み替えられるメリットがありますが、「いつか家を買う」と決めているのであれば、家賃も判断材料の一つになります。
買うべき人・待つべき人
今買うのがおすすめの人
- 家族が増える予定がある
- 希望エリアで土地や物件が見つかっている
- 無理のない返済計画が立てられる
- 長く住む予定がある
少し待った方がいい人
- 自己資金がほとんどない
- 転職や転勤の予定がある
- 希望条件がまだ整理できていない
- 毎月の返済に不安がある
大切なのは「金利」だけではありません
住宅購入のタイミングは、金利だけで決めるものではありません。
家族構成、収入、将来設計、住みたいエリアなど、人それぞれ最適なタイミングは異なります。
「いつか買う」のであれば、今の状況で購入した場合と、数年後に購入した場合を比較してみることが大切です。
まとめ
住宅ローン金利が上昇している今だからこそ、「買う」「待つ」のどちらが正解かは人によって異なります。
重要なのは、将来の金利を予想することではなく、ご自身やご家族にとって無理のない資金計画を立てることです。
住宅購入は人生の大きな決断です。不安や疑問を一つずつ解消しながら、ご自身に合ったタイミングを見つけていきましょう。
「今の年収ならいくら借りられる?」「毎月の返済額はどれくらい?」など、住宅ローンや資金計画について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。一人ひとりのライフプランに合わせたご提案をいたします。
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