ファイナンシャル
プランナー(FP)コラム

マイホーム購入は、多くのご家庭にとって人生最大の買い物です。
ですが、“家”のことを話す前に、“家族の価値観”をすり合わせておくことが大切だと感じています。
なぜなら、家を建ててから気づくズレの多くは「お金」そして「考え方」の違いだからです。

ここでは、購入前にぜひ話し合っておきたい３つのポイントをお伝えします。

1. なぜ家を買うのか？「目的」を言葉にする

「周りが買っているから」「家賃がもったいないから」
そんな“なんとなくの理由”で動き出すと、途中で迷いが生じます。
家を買う目的を家族で共有しておきましょう。
「家族の時間を大切にしたい」「子どもに落ち着いた環境を」「老後の安心を」など、
目的が明確になると、選ぶ家の条件やローンの組み方もブレません。

2. お金の見通しを“リアル”に話し合う

住宅ローンは「今払えるか」よりも「ずっと払っていけるか」が大事です。
返済額の上限だけでなく、教育費・老後資金・車の買い替えなども含めて、家計全体のシミュレーションを行いましょう。
また、「共働き収入をどこまでローン返済に充てるか」「家計管理を誰が担うか」も重要なテーマです。
お金の話をオープンにできる夫婦ほど、購入後も安心して暮らせます。

3. 暮らし方の優先順位を決めておく

理想の家を100％叶えるのは難しいもの。
立地・間取り・通勤時間・学校区など、
「絶対に譲れないもの」と「妥協できるもの」を家族で整理しておきましょう。
この“優先順位のすり合わせ”ができていると、物件選びで迷ったときにすぐ判断できます。

まとめ：家を買う前に「会話の時間」を

家を買うことは、“暮らし方を選ぶこと”でもあります。
数字の前に「想い」があるご夫婦ほど、幸せな住まいづくりをしているということ。
大切なのは、正解の家を探すことではなく、二人で未来を描くこと。
その会話こそが、最高のマイホーム計画の第一歩だと、私は思います。

夫婦・家族の想いに寄り添いながら、無理のないマイホーム実現を一緒に目指しましょう。

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ライフエージェント 金綱 亨

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