ファイナンシャル
プランナー(FP)コラム

twitterfacebookinstagramline

住宅価格の高騰により購入できない??

執筆者

住宅購入診断士
住宅FPエキスパート
2級FP技能士

お客様の為に何ができるか『全集中』!!
ゼネラルマネージャー
松井 新吾 が執筆しました。

多くの方が人生の夢の一つとして挙げる『マイホームの購入』。
夢と位置付けるだけあって気軽に手軽にマイホームは購入できるものではないです。
なぜならばマイホームの購入は≪人生で一番高い買い物≫と一般的にはされています。
もちろん人によってはその限りではありませんが、多くの場合は該当します。

ただ昨今の物価上昇は目まぐるしく、食品・自動車・ガソリン・光熱費などなど、ほとんどの項目の価格が上昇しているのは皆さんも痛感されていることと思います。
住宅に関しても例外ではなくかなりの影響を受けています。

以下の図は国土交通省が公表しています不動産価格指数です。
不動産価格指数とは2010年の平均を100とした場合の不動産の値動きを表す指数です。

マンションは約1.9倍、戸建て住宅は約1.2倍になっております。
マンションに関してはかなりの上昇傾向になっております。
色々な要因はありますが円安は一つのポイントと言えるかもしれません。
円安により輸入建築資材が高くなっております。
さらに輸入と言えば原油が必要になります。
原油価格もウクライナ・ロシア戦争による影響は多大です。
また、円安により日本のマンションが購入しやすくなり、海外投資家が複数物件を購入することで需要が高まり価格上昇につながる結果も否めません。

戸建て住宅に関しても近年よく耳にするウッドショックというものが住宅価格の上昇の要因になっております。
ウッドショックとはその名の通り木材が足りないということです。
日本の住宅は木造が多くを占めているにもかかわらず、木材自給率は約40%程度。
半分以上が輸入に頼っているということになります。
新型コロナウイルスにより戸建ての需要が高まり、木材の需要と供給のバランスが保てない状況となりました。
また新型コロナウイルスの影響でアメリカでも金融緩和が行われ、住宅ローン金利の引き下げが行われました。
それによってアメリカでも戸建て需要が高まり、木材需要につながりました。
結果的に日本に従来入ってくる木材がなかなか入って来なくなり、ウッドショック→価格の高騰へとつながっていきました。
もちろん輸入できる木材もあるのでその木材については先にも述べた原油価格の高騰も影響しています。

他の要因としましては人件費の高騰も挙げられます。
これは建設業界に限ったことではございませんが、物価の上昇と人件費の上昇は切っても切り離せない関係となっております。

一旦ここまでをまとめてみますと、

  • 不動産価格は近年右肩上がりで上昇を続けている
  • 原因としては、
    ①円安
    ②ウクライナ・ロシア戦争による原油価格高騰
    ③ウッドショック
    ④人件費の上昇
    などが代表的なところで挙げられます。

では今後はどのような見通しになるかよくご質問をいただきますが、それはわからないといったところが正直な回答です。
なぜならば不動産価格や住宅価格は世界情勢に左右されることが今般の新型コロナウイルスで激変した世界で改めて痛感させられました。
安易に今後こうなりますと言うことは誰も得をする話ではありません。
マンションでよく聞く「今がバブルだ!!」「東京オリンピックのあとは下落する!!」などなど、ネットでの盛り上がりを拝見してきましたが現状は、、、
教科書通りの動向にはなかなかならないのが現状です。

また金利についても少し触れておきます。
住宅購入をされる場合に多くの方が住宅ローンをご利用されます。
その時の住宅ローン金利も今後どうなるかわかりません。
多くの方がご利用される変動金利は現在0.7%前後です。
固定金利は1.85%前後です。
長期金利が少しずつ上昇しており、それに伴って固定金利も少しずつ上昇しております。
固定金利は最近まで1.35%前後でしたので相当の上り幅と言えます。
今後下がるかどうかもわからないですし上がって行くとなると今が一番低かったとなります。
多くの方がご利用されている変動金利に影響を及ぼす短期金利は動いていないですが、今後どうなるかはわかりません。
こういった金利についても世界情勢の影響を受ける部分は多く今後の予想はし辛いものとなります。

では、住宅購入はどうすればいいのか??いつ購入すればいいのか??というご質問に至ると思います。
こちらについては、『欲しいと思ったらすぐ動く!!』に尽きると思います。
しかし、動くといっても何をどういったタイミングでどう動けばいい??いきなり住宅会社??不動産屋さん??などなどわからないことも多いと言われます。
無知なままでプロ(住宅営業さんや不動産屋さん)に相談する前に、弊社おうちの買い方相談室つくば店で住宅購入のプロが第三者の立場からアドバイスさせていただきます。
その際にはライフプランの作成もさせていただき大変ご好評いただいております。
ライフプランには物価上昇率や教育資金の上昇率、住宅ローンの変動パターンも反映することができ、より具体的に、よりリアルに住宅購入後の世界をライフプラン表を通してご覧いただけます。
ライフプラン表を用いて数値的根拠で住宅購入が可能であれば、安心して住宅営業さんや不動産屋さんと楽しく商談できると考えております。

是非お気軽におうちの買い方相談室つくば店にご相談下さいませ♪

茨城県・千葉県のエリアで住宅購入、リノベーション、住宅ローンの見直し…等を検討されている方ならどなたでも無料でご相談頂けます。【オンライン相談・出張相談対応】

ゼネラルマネージャー 松井 新吾

この記事を読んだ人は、こちらの記事にも興味を持っています。

人気コラムベスト5

  1. 頭金を運用するという考え方 住宅を購入するときに頭金をいくら入れようかと悩まれている方はとても多いです。また近年、積立NISAやiDeCoなどの資産運用に興味を持たれ、始めてみた方も非常に多いです。続きを読む
  2. インフレ対策「ローン完済」か「ローン破産」かの分かれ道 日本では、1980年代のバブル崩壊以降、長期間にわたりデフレの状態が続いていました。特に日経平均株価は1989年に3万8,957円をピークに下落し、「3万円台はもう戻らない」との声も多く聞かれていました。続きを読む
  3. 住宅ローンの変動金利への誤解と破綻について 住宅購入において殆どの方が住宅ローンでの借入を行いますが、ここで悩ましい問題の一つが「変動金利」と「固定金利」の選択になります。続きを読む
  4. 資金計画書の住宅ローンの保証料は金利前払い型?内包型? こんにちは^ ^山口です!住宅購入って理想の我が家で家族と一緒にたくさんの思い出をつくりながら過ごすことを考えるとワクワクしますよね!続きを読む
  5. 年収700万円で住宅ローン5000万円を組んでも大丈夫?返済の安全性を考える 初めてマイホーム購入を検討している方にとって、「年収700万円で住宅ローン5000万円を組んでも大丈夫か?」は大きな不安ですよね。結論から言えば、可能ではあるものの慎重な計画と余裕を持った返済計画が必要です。続きを読む

VOICE

最初から最後までずっと味方になってくれて、
大変感謝しております!

(千葉県船橋市 S様)

元々、夫婦で賃貸物件に住んでいてそこまで「マイホーム」の事は近々で考えてはいませんでした。そんな中、住んでいる部屋から一部水漏れが発生!... 続きを読む

我が家の現在と将来をきちんと考えて下さったのが
「おうちの買い方相談室」でした!

(茨城県つくば市 F様)

初めて「おうちの買い方相談室」に相談したのは、土地の購入を考えた時です。現在の収入で住宅ローンを組み、最後まで支払いが出来るのか?住宅ローンの審査が通るのか?不安になり、ご相談いたしました。実は、他のFPさんとも... 続きを読む

住宅購入専門のファイナンシャルプランナー(FP)による
茨城県・千葉県近郊の住宅購入・住宅ローンなどの無料相談予約 受付中です。

下記のようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談下さい。

  • 住宅購入や住宅ローンについてどこに相談して良いか分からない
  • 住宅ローンで変動金利と固定金利のどちらを選ぶべきか
  • 住宅価格が高騰していて買えないのでは・・・
  • 初めての住宅購入の際、まず何をすればよいのか分からない
  • 住宅展示場に行くと営業マンに売り込まれそうで怖い
  • お家の建築費以外にかかる費用の詳細が知りたい
  • 自分の理想のお家を建ててくれる住宅会社が見つからない

当社は、住宅購入に特化した知識と経験を持つ
独立系ファイナンシャルプランナーとして、
お客様の立場に立った中立・公正なアドバイスを行っております。

住宅購入相談の比較 当社 FP事務所 他の住宅相談窓口
所属 独立 独立 保険代理店など
中立性 高い 高い 低い
提案内容 幅広い 幅広い 扱う商品に偏る
住宅購入の知識 専門 詳しくないケースが多い 扱う商品に偏った知識
相談料 無料 無料 or 有料 無料

無料相談予約はこちら

ファイナンシャルプランナー(FP)コラム 一覧

PAGETOP