ファイナンシャル
プランナー(FP)コラム

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住宅ローンの事前審査と本審査の流れ

執筆者

住宅購入診断士
住宅FPエキスパート
2級FP技能士

お客様の為に何ができるか『全集中』!!
ゼネラルマネージャー
松井 新吾 が執筆しました。

人生で一番高い買い物と言われる住宅購入。
その際にほとんどの方が利用するとされる住宅ローン。
しかし、その住宅ローンは誰でも利用できるわけではありません。
金融機関の審査があり、それを通過する必要があります。

住宅ローンの審査の流れと全体像

  1. 銀行など金融機関の選択
  2. 事前審査(仮審査)
  3. 事前審査(仮審査)結果
  4. 住宅の請負契約締結
  5. 本審査
  6. 本審査結果
  7. 住宅ローン契約締結
  8. 融資実行(引き渡し日)

上記のような流れがありますが、申込みの条件を満たしていることも重要です。
住宅ローンによっては、年齢・勤続年数・返済負担比率・物件の担保評価など、具体的に定められていることがあります。

※返済負担比率とは年収に対する年間返済額の割合のことで一般的に30パーセント~35パーセントとなっています。

銀行や金融機関がなぜ審査を行うかと言いますと、住宅ローンはほとんどの場合が数千万円以上を利用するケースが多いですので融資する銀行や金融機関もリスクを負います。
返済が滞ると莫大な損失を抱えることになります。
そのリスクを少しでも事前に回避するために審査を行います。

まず正式な住宅ローンの申し込みの前に事前審査(仮審査)を受けます。
事前審査(仮審査)とはお金を融資してもいいかどうかを判断する1番最初の審査です。
年収に対する返済額のバランスや個人情報に問題ないか確認します。
事前審査(仮審査)は一般的に3~4営業日で結果がでます。
購入する物件や借りる人の年収や職業が自己申告で行われますが、金融機関や銀行によっては源泉徴収票・住民票や運転免許証などの本人確認資料が必要になる場合があります。
そしてこの事前審査(仮審査)で返済困難だと判断されると本審査に進めず住宅ローンを利用することができなくなります。
事前審査(仮審査)が無事に通過となるといよいよ本審査に進むことになります。
本審査になると事前審査(仮審査)より詳細なチェックが行われ、1週間くらいの期間が必要になる場合が多いです。
事前審査(仮審査)が通過しているからと言っても本審査が通るとは限らないので油断はできないです。

また健康状態によっては審査が通らない場合もあります。
健康状態と住宅ローンに何が関係あるのかというご質問は多いです。
住宅ローンを利用する場合、団体信用生命保険に加入する場合がほとんどです。
団体信用生命保険とは死亡・高度障害になった場合に住宅ローンが終了するというものです。
厳密に申しますと死亡・高度障害が起こると団体信用生命保険が発動して、保険金で住宅ローンを完済するという形です。
団体信用生命保険は保険商品なので保険に加入するための診査が行われます。
その診査に通らなければ住宅ローンの審査も通らないという事になります。
団体信用生命保険の診査が通らなかったら、住宅購入を完全に諦めなければならないのかというとそうではありません。
そういった場合でも次の方法をおうちの買い方相談室ではアドバイスさせていただきます。

どのような基準で審査が行われているかは非公開となっていますし、銀行や金融機関によっても様々です。
言えることとしましては、現在の借り入れがある場合はクリーンにしておいた方が良いです。
例えばクレジットカードのキャッシングやカードローンや支払いが滞っている場合は注意が必要です。
滞る人は住宅ローンの返済も滞る可能性が高いとみなされたりします。
また現在の借入額の総額も把握が必要です。
上記で述べました返済負担比率は年収の30%~35%ですが、それは住宅ローンのみではございません。
自動車ローンやスマートフォン・タブレット端末・携帯電話などの分割購入費用も返済負担比率に繰り入れられます。
つまり住宅ローン+自動車ローン+スマートフォン・タブレット端末・携帯電話などの分割購入費用=30%~35%を超えていれば審査は通らない可能性が高いです。

そしてすべての審査と診査にクリアすると、住宅ローン契約締結(金銭消費貸借契約)となり、引き渡し日に融資実行が行われ晴れてマイホーム生活のスタートとなります。
同時に長きにわたる住宅ローンの返済が始まることも意味します。

住宅ローンは多くの方が35年・420回で利用されるケースがほとんどです。
いまから35年後の完済時の想像をしてみて下さい。
ご自身は何歳でご家族構成はどうなっていて仕事の環境はどのようになっていますか??
また、返済期間中はいかがでしょう?
生活環境、家族構成の変化に伴う教育費等、ずっと健康でいられるかなぁ、仕事は転職をしてるかなぁ、、、
いろいろな変化があるのが人生。
数千万円の住宅ローンを利用しているにも関わらず、返済期間中や完済後の人生設計は全くの無計画で手探りでいらっしゃる方はかなり多いのが事実です。

おうちの買い方相談室つくば店では、
『住宅ローンはいくら借りられるのではなく、いくら返していけるのか?』
を具体的にアドバイスさせていただきます。
単に年収から30%~35%で借りられると言っても返せる金額かどうかは別問題です。
現実的にいくらなら返していけるかを生活費・教育費・老後の貯蓄も含めて計算させていただきます。
それが人生設計のライフプランというものですので、是非ライフプランを行ってから住宅会社を選定することをお勧めします。
人生設計が済んでいないのに住宅の間取りは設計できません。
現実的であり理想的なライフプランを一緒に考えさせていただき、夢のマイホーム購入をハラハラではなくワクワクしながら実現していただけるようお手伝いさせていただきますので、お気軽にお問合せくださいませ。

茨城県・千葉県のエリアで住宅購入、リノベーション、住宅ローンの見直し…等を検討されている方ならどなたでも無料でご相談頂けます。【オンライン相談・出張相談対応】

ゼネラルマネージャー 松井 新吾

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