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金利が上がると変動金利はどうなるの?

執筆者

住宅購入診断士
住宅FPエキスパート
2級FP技能士

お客様の為に何ができるか『全集中』!!
ゼネラルマネージャー
松井 新吾 が執筆しました。

最近のニュースで金利の利上げを世界的に実施していると報道されています。
日本はまだ金利の利上げはしていませんが、いつ利上げが行われてもおかしくない状況だと言えます。
そこで今日は金利が上がると住宅ローンはどうなるの?というテーマでお届けいたします!!

住宅ローンは大きく分けると変動金利と固定金利の2つがあり、どちらにするか選択します。
変動金利は金利が低く、固定金利は金利が高いといった特徴がございます。
これだけ見れば、
「みんな変動金利を借りるんじゃないの?」
と、思われると思います。
実際に変動金利で住宅ローンを組まれる方は圧倒的に多いです。
しかし、変動金利特有のリスクもご理解した上でローンを組まれている方はかなり少ないのも現状です、、、

まず変動金利の仕組みとして、変動金利は金利の見直しが半年ごとに行われます。
世の中の景気が良くなって金利が上がると変動金利も上がり、景気が悪くなって金利が下がると変動金利も下がります。
つまり世の中の金利水準の変動に応じて半年ごとにローンの金利が見直されていくのが変動金利です。

では半年ごとに金利が変動すると、その都度月々の返済額が変わるのかというと、そうではないです。
コロコロ返済額が変わると家計のやりくりは大変です、、、
それを助けてくれるのが『5年ルール』というものです。
金利が変わっても月々の返済額は、5年間は固定してくれるという制度です。
ありがたいですね!!!
しかし、固定されている5年間の間に世の中の金利がどんどん上がって行くと、本来払わなければならない利息が月々の返済額を超えてしまうという事態も起こり得る可能性があります。
そして返済額を超えてしまった場合、超えた分の利息の金額は払われていないので『未払い』ということになってしまいます。
これが世間で言われる『未払い利息』と呼ばれる物です。
しかもこのようなケースでは、利息が突き抜けてしまっているので、月々の返済額の中に含まれる元金も全く減らないという恐ろしい事態となってしまいます。
未払い利息も溜まっていき、ローンの元金も減らないという本当に怖いことになってしまいます、、、

さらに5年後、返済額が見直されるのですが、見直される時は125%ルールというものが適用されます。
125%ルールとは、
『今までの返済額の25%アップが上限』
という制限があるので、金利がどんどん上がって行くと未払い利息もどんどん溜まって行くという事になります、、、

ただ、未払い利息を発生させないように上記5年ルールを採用していない金融機関もございます。
その場合、半年ごとに金利が見直しされると同時に、半年ごとに返済額も見直しされるので、それはそれで大変だと思います。
どちらが良いとか悪いとかは判断し辛いということです。

もともと固定金利で住宅ローンを組まれる方はこういった事は考えなくても良いですので、ご安心ください。
変動金利は金利は低いですが、こういった事もご理解した上でローンを組まれた方が賢明です。

未払い利息を発生させない方法や、文面では伝わり辛かった部分のご質問等お気軽におうちの買い方相談室成田相談室までご相談くださいませ!!

茨城県・千葉県のエリアで住宅購入、リノベーション、住宅ローンの見直し…等を検討されている方ならどなたでも無料でご相談頂けます。【オンライン相談・出張相談対応】

ゼネラルマネージャー 松井 新吾

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