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住宅の単独名義と共有名義について

執筆者

AFP(日本FP協会認定)
住宅ローンアドバイザー

将来の幸せを守るライフエージェント
つくば店店長
黒田 恭史 が執筆しました。

近年、住宅価格の値上がりの影響もあり、ご主人単独ではなく、ご夫婦で住宅ローンを組むご家庭が増えています。
ご夫婦でローンを組む場合、連帯保証型、連帯債務型、ペアローンの3つの方法がありますが、連帯保証型は単独名義、連帯債務型とペアローンは共有名義となります。
今回は住宅ローンの共有名義について、メリット・デメリットをご説明していきたいと思います。

共有名義のメリット

①夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けられる
住宅ローン控除とは年末のローン残高の0.7%を所得税、住民税から控除することができる制度です。控除期間は新築13年、中古10年で、控除限度額は住宅の性能により異なりますが、一般住宅で21万円、長期優良住宅で35万円となります。
ただし必ず受け取れるわけではなく、あくまでも納めた所得税・住民税から控除されることになるため、単独名義の場合、年収によっては控除しきれない場合もあります。
そんな時に共有名義であれば、夫婦それぞれから控除が出来るため、より多くの控除を受けることができる可能性があります。

②借入額が増やせる
連帯債務型の場合、夫婦の収入を合算してローンを組むことができ、ペアローンの場合、夫婦それぞれがローンを組むため、単独名義でローンを組むよりも借入額を増やすことができます。

③相続税の節約になる
単独名義の場合、名義人が亡くなってしまった場合、全て相続対象となりますが、共有名義の場合は、持ち分の部分のみが相続税の課税対象となります。

共有名義のデメリット

①退職した場合、ローン控除の恩恵を受けられない
夫婦のどちらかが働けなくなってしまった場合、所得税がかからなくなってしまう為、控除をしきれなくなる場合があります。例えば、奥様が出産、育児のために退職をされてしまった場合や、病気やケガで退職をしなければならなくなった場合が挙げられます。

②亡くなってしまってもローンが残る場合もある
ペアローンの場合それぞれの住宅ローンの為、配偶者が亡くなってしまっても、自身の分のローンは残り、支払いが続くことになります。(ただし、夫婦連生団信に加入の場合、どちらかが亡くなってしまったら全てのローンがなくなります。)

【まとめ】
今回は共有名義のメリット・デメリットについてお話してきましたが、ご家庭によって単独名義、共有名義どちらの方が良いかは異なります。
特に住宅ローン控除については、どちらの方が恩恵を受けられるのか判断をするのは難しいと思いますので、自分たちにはどちらが合っているのか、専門のファイナンシャルプランナーに相談してみてはいかがでしょうか。

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つくば店店長 黒田 恭史

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