ファイナンシャル
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インフレについて

執筆者

住宅購入診断士
住宅FPエキスパート
2級FP技能士

お客様の為に何ができるか『全集中』!!
ゼネラルマネージャー
松井 新吾 が執筆しました。

今回は最近ニュースによく出てくるインフレについてお話していきたいと思います。
インフレはインフレーションの略ですが、学校の授業でも出てきますので皆さん一度は耳にしたことがあるかと思います。
インフレ=景気がいい、と漠然と思われている方も多いかと思います。
実際、政府も年2%のインフレを目指して様々な政策を打ち立ててきました。
じゃあ、念願のインフレになったのになぜ問題なのか。現状インフレ進行中の日本で生活していて景気が良くなってきたと感じている方はとても少ないかと思います。
そんな今更聞けないインフレとは何かをお伝えできればと思います。

【そもそもインフレとは・・・】

物価が上がり続ける状態のこと。 = お金の価値が下がること。
(例)1台100万円で買えていた自動車が200万円になってしまった。

→同じ自動車を購入するために2倍のお金が必要となってしまったことから、お金の価値が2分の1になってしまったと言えます。

【インフレの種類】

インフレには、要因別に大きく3つの種類があります。

  1. ディマンドプルインフレ

    →ディマンド(需要)が増加することにより起きる物価上昇です。もう少し分かりやすくすると、多くの人がその自動車を買いたいと思うことにより、その車の価格が上昇する状態です。このときは景気拡大局面ですので、景気が良いと言われます。

  2. コストプッシュインフレ

    →原油や原材料価格が高騰することにより、あらゆる生産品の生産コストが増えることにより起きる物価上昇です。これは、自動車を生産するにあたり使用されるネジやタイヤなど様々な部品自体の生産コストが上がってしまうことにより、自動車の生産コストが上昇し、自動車自体の価格を上げなければならなくなってしまう状態です。このときは景気後退局面となりますので、不景気と言われます。

  3. 通貨の流通量増大によるインフレ

    →お金の流通量が増えることにより、購買意欲が増え、多くの人が買い物をしようと思うため、物価が上昇傾向になります。

【インフレの影響】

『円』の価値が下がることから、円安になる可能性が高まります。

→輸出企業の業績が好調になったり、海外からの観光客が増えたりします。

→輸入品が高くなってしまうため、輸入品を取り扱っている企業は業績が厳しくなり、値上げ等の対応が増えてきます。

【まとめ】

堅苦しい内容をお話してきましたが、現状に当てはめてお伝えすると、
現在は原油、原材料価格の高騰によるコストプッシュインフレが起きています。
更には新型コロナウイルスの影響により、円安なのに海外からの観光客がおらず、国内の需要が増えない為、景気が良くならないという状況です。
つまり良くないインフレが起きており、物価上昇のペースも早い為、問題となっているのです。

住宅業界においては、資材や木材を主に海外から輸入している為コストが上がり、販売価格が押し上げられています。例えば5000万円の住宅を予定していても、物価が2%上昇すると翌年には5100万円になり、同じものを購入するのに100万円も上昇してしまいます。
だからと言って、やみくもに急いで住宅購入をする必要はないと私は思いますが、
インフレにもしっかり対応できる資産形成が大切になるかと思います。
こんな時だからこそ、住宅ローンの支払いや教育資金、老後資金について計画的な準備を始め、趣味や旅行を楽しめる豊かな生活を送れるように人生設計(ライフプランニング)をしっかりしていきましょう。

茨城県・千葉県のエリアで住宅購入、リノベーション、住宅ローンの見直し…等を検討されている方ならどなたでも無料でご相談頂けます。【オンライン相談・出張相談対応】

ゼネラルマネージャー 松井 新吾

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