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FPが考える、住宅ローン金利の動向

執筆者

AFP(日本FP協会認定)
住宅ローンアドバイザー

将来の幸せを守るライフエージェント
つくば店店長
黒田 恭史 が執筆しました。

住宅を購入する上でほとんどのお客様がご利用される住宅ローン。
住宅ローンには金利があり、この金利の高い低いが住宅ローンという金融商品を購入するか否かの決め手になるといっても過言ではない、それくらいウェイトを占めているのが金利です。

住宅ローンは数千種類ありますが、大きく分けて2つです。
それは、『変動金利』と『固定金利』です。
※ここでの固定金利は全期間固定型とします

変動金利とはその名の通り金利が変動しています。
変動する主な要因は景気ですので、景気に左右されるのが特徴です。
一方、固定金利とは金利は契約時の金利のままで変動はしないです。
変動金利のように景気に左右されることはないです。

変動金利と固定金利、この比較は永遠のテーマですが、どちらも一長一短です。
代表的なメリット・デメリットは以下の通りです。

■変動金利
《メリット》

  • 金利が低い

《デメリット》

  • 景気が良くなってくると金利が上昇するので、返済の見通しが立て辛い
  • 健康状態が良くないと団体信用生命保険に加入できない為、借り入れができない

■固定金利
《メリット》

  • 景気に左右されないので返済の見通しが立ちやすい
  • 団体信用生命保険が任意の場合があるので、健康状態に不安がある方は民間の保険会社で団体信用生命保険のような仕組みの生命保険で代用できる可能性あり

《デメリット》

  • 金利が高い

※団体信用生命保険とは、返済期間中に死亡・高度障害になった場合、住宅ローンが無くなるという制度。最近はがんと診断されたら住宅ローンが無くなるなど疾病にも対応している団体信用生命保険も出てきている

上記のようにメリット・デメリットは表裏一体と言っても良いくらいです。
では、大きなウェイトを占める金利に注目してみましょう。
このコラムを読まれるタイミングによって金利は違ってきますので、具体的な金利は明示しませんが、ネットで調べると現時点での金利が簡単に調べられます。

例:○○銀行 変動金利(←変動金利の場合)
○○銀行 固定金利(←固定金利の場合)
フラット35 金利(←固定金利の場合)

調べていただいて気付かれたかもしれませんが、住宅ローンの金利ってけっこう低いですよね。
車のローンと比べてもけっこう低かったりします。
ただ、今から約30年前のバブル絶頂期の1990年10月の変動金利は8.5%を記録しました。
今の時代では考えられないですが、そんな時代があったのも事実です。
ちなみに普通預金金利は1.58%、定期預金金利は5.57%、、、
こちらも現在の0.001%と比べるとものすごい時代だったのがわかります。

本題である今後の金利の動向としましては、わからないと答えるしかないのが正直なところです。
低金利時代がバブル崩壊後20年以上も続いている状況からして、今すぐバブル期のような高金利になることはないと思いますが、住宅ローンは35年といった長期で借りる事がほとんどです。
その期間の中で景気が加速度的に良くなり、バブル期までは行かずとも金利が上がるかも知れないという心構えは必要だと思います。
ただ、固定金利であればそういった事は無縁になり精神的にも安心です。

最初にお伝えさせていただいた通り、変動金利か固定金利どっちがいい?という比較は永遠のテーマです。
メリット・デメリットを考え、損得で決めるのではなく、『向き・不向き』で決めた方が良いと思います。
また、変動金利を選択した場合は、金利上昇時に備えて対策をしておいた方が良いです。

おうちの買い方相談室成田相談室では、「こんなはずじゃなかった、、、」と、ならないようにしっかりサポートさせていただいております。
また、変動金利か固定金利のどちらが合っているのか『向き・不向き診断』や、金利上昇への備え方もしっかりアドバイスさせていただいておりますので、是非お気軽にご相談してください♪

茨城県・千葉県のエリアで住宅購入、リノベーション、住宅ローンの見直し…等を検討されている方ならどなたでも無料でご相談頂けます。【オンライン相談・出張相談対応】

つくば店店長 黒田 恭史

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