ファイナンシャル
プランナー(FP)コラム

twitterfacebookinstagramline

住宅ローンの繰上げ返済をするタイミングとは?

執筆者

住宅購入診断士
住宅FPエキスパート
2級FP技能士

お客様の為に何ができるか『全集中』!!
成田店店長
松井 新吾 が執筆しました。

住宅購入をする際に、住宅ローンを30年から35年で組まれる方が殆どです。繰上げ返済とは当初の借入期間内に借入額の全部又は一部を返済することです。借入元本の返済で、この元本に係る金利分の支払いが軽減されることになります。
繰上げ返済の方法には、①期間短縮と②返済額軽減の2タイプがあります。繰上げ返済について従来は「その原資があればすぐに返済すべきである」との考え方でしたが、これは住宅ローンの金利水準が高金利時代のものでした。
現在では以下の点に注意が必要です。

(1)住宅ローン控除(減税)制度の存在
この制度は、住宅ローンの年末の借入残債額の1%又は40万円の低い額を所得税・住民税から税額控除される制度ですが、その適用期間10年(特例13年)の期間内に返済すると借入残債額が減少し、そのメリットが得られなくなります。
よって、繰上げ返済する額にもよりますが、元本返済により軽減される金利負担分は、現在の低金利水準ではあまりメリットがないのが実際です。

(2)住宅ローン金利が変動金利である
変動金利で借入をしている場合には、金利の動向により5年毎にその返済額が見直されます。現在は史上最低の低金利水準ですが、その返済額の見直しのタイミングで金利が急騰する若しくは金利上昇局面では、住宅ローンの残債額や残存期間、前述の住宅ローン控除を考慮した上で繰上げ返済をするかの判断が必要です。

(3)住宅ローン完済時の年齢と老後資金準備
晩婚化の影響等により、住宅ローンの完済時の年齢が平均で73歳(住宅金融支援機構)という統計があります。
住宅ローンの完済時に定年退職後等収入面で不安が残る場合には、繰上げ返済で期間短縮をしておくという考えもあります。
但し預貯金を含めた金融資産により、そのような不安がない場合には繰上げ返済をせずにその原資を「運用」して老後資金の準備をすることをお勧めしています。
「運用」については、年齢・職業・投資経験・リタイア年齢などを考慮し、国の制度である「NISA」「積立NISA」「イデコ」等を活用していきます。
繰上げ返済は、住宅ローンの金利水準が高い場合に最も効果を発揮します。現在の金利水準や優遇税制の下では様々な要素を加味して個人毎にそのメリット・デメリットの判断をするべきだと思います。

このような住宅購入や住宅ローンについては、住宅購入診断士の資格を持つ「おうちの買い方相談室つくば店・成田店」のファイナンシャルプランナーに是非ご相談下さい。

茨城県・千葉県のエリアで住宅購入、リノベーション、住宅ローンの見直し…等を検討されている方ならどなたでも無料でご相談頂けます。【オンライン相談・出張相談対応】

成田店店長 松井 新吾

人気コラムベスト3

  1. 頭金を運用するという考え方
  2. 住宅価格の高騰により購入できない??
  3. インフレ対策「ローン完済」か「ローン破産」かの分かれ道

VOICE

最初から最後までずっと味方になってくれて、
大変感謝しております!

(千葉県船橋市 S様)

元々、夫婦で賃貸物件に住んでいてそこまで「マイホーム」の事は近々で考えてはいませんでした。そんな中、住んでいる部屋から一部水漏れが発生!... 続きを読む

我が家の現在と将来をきちんと考えて下さったのが
「おうちの買い方相談室」でした!

(茨城県つくば市 F様)

初めて「おうちの買い方相談室」に相談したのは、土地の購入を考えた時です。現在の収入で住宅ローンを組み、最後まで支払いが出来るのか?住宅ローンの審査が通るのか?不安になり、ご相談いたしました。実は、他のFPさんとも... 続きを読む

ファイナンシャルプランナー(FP)による住宅購入・住宅ローンなどの無料相談予約 受付中です。

下記のようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談下さい。

  • 住宅購入や住宅ローンについてどこに相談して良いか分からない
  • 初めての住宅購入の際、まず何をすればよいのか分からない
  • たくさんある住宅会社の中からどんな基準で選ぶの?
  • 住宅展示場に行くと営業マンに売り込まれそうで怖い
  • 住宅ローンはいくらまでなら借りても良いのか不安がある
  • お家の建築費以外にかかる費用の詳細が知りたい
  • 自分の理想のお家を建ててくれる住宅会社が見つからない
  • 住宅購入で「土地」と「住宅」どちらを優先するのか?
  • 転職や地元にUターンするかも知れない
  • 店舗併用住宅や賃貸併用住宅を建てたい
  • リノベーションされた戸建てを購入したい
  • リノベーションについて相談したい
  • 子どもの学区と住宅購入を両立させたい

無料FP相談予約はこちら

ファイナンシャルプランナー(FP)コラム 一覧

PAGETOP